おにいさまへ…

(Oniisama He...)
作者 池田理代子 題材 愛情 , 生活
地區 日本 語言 日語
進度 完結 收藏 3
更新 2022-06-26 維護 tehoac
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高校受験を控えた中學生・御苑生奈々子は、進學教室で講師のアルバイトをしていた大學生の辺見武彥に「おにいさまになってください」と申し出て文通を始める。奈々子は高校生活を「おにいさまへ」の手紙に綴る。
奈々子が入學した青蘭學園高等部は良家の令嬢が集う名門女子校。入學式の日、學園の特権組織で、選ばれた生徒のみが入會を許される社交クラブ・ソロリティの存在を知る。自分とは無縁の世界と思っていた奈々子だったが、なぜかクラスメイトの信夫マリ子と共にメンバーに選ばれる。奈々子は周囲からの嫉妬や噂に苦しむが、「薫の君」こと折原薫や「サン・ジュストさま」こと朝霞れいに救われる。ソロリティ會長の一の宮蕗子も不自然に奈々子をかばう。やがて奈々子はれいの孤獨な境遇を知り、強く惹かれていく。
マリ子は父親の女性スキャンダルをからかったクラスメイトをナイフで切りつけ、停學処分になる。蕗子はマリ子のソロリティ除名処分を決定するが、以前からソロリティの特権主義に疑問を抱いていた奈々子もソロリティを辭める。翌日開かれた臨時生徒総會では、薫がソロリティ廃止を提案、れいと署名活動をはじめる。続々と署名が集まり、ソロリティメンバーからも離反者が出る。蕗子に罵倒されたれいは、奈々子に自分と蕗子の出生の秘密を明かしたあと、睡眠薬自殺する。その後、蕗子は自らソロリティ解散を申し出る。
奈々子は文通していた武彥が自分の義兄と知る。秋になり停學の解けたマリ子が登校する。薫は元戀人の武彥にプロポーズされ、18歳で結婚、武彥とドイツに渡る。2年後、奈々子は薫の訃報を受け取る。
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