終末のハーレム ファンタジア
(Worlds End Harem FANTASIA) 終末的後宮 玄幻版
聖暦998年——魔物たちの出現により、世界は闇に覆われ始めていた。
帝國の皇帝は魔導師に命じ、世界を救う力を持つと言われる「約束の神子」を探し始める。時を同じくして、辺境の小國ナーガラにアルクという真面目で気の優しい少年がいた。アルクはナーガラ伯爵の嫡男であり、立派な後継者になれるよう、女騎士セリーヌから日々、剣の訓練を受けていた。
ある日、従姉であり想い人であるイスティシア家のアウレリアと帝國皇太子との婚約が政略によるものと知ったアルクは二人で逃げ出そうとするも失敗する。己の無力さを痛感したアルクのもとにダークエルフのラティが現れ、力を授けると言う。彼女との三つの約束を守り、強大な“力(マハト)”を得たアルクの物語が動き出す。