激突する侍魂!　藩あっての武士か、民あっての武士か!?

「小の蟲を殺して大の蟲が救われるならば、小の蟲は殺さねばならん」と困窮の藩のためには領民の犠牲もやむなしとする藩家老・六郷帯刀。
「いや、小の蟲あってこそ大の蟲。小の蟲を殺せばそれだけ國勢がおとろえる」と領民側に立つ藩士・脇坂孫兵衛。
だが皮肉にも、対立する二人は藩校で機を並べた竹馬の友であった………。